京の町に金兵衛という茶道具屋がいた。京随一の目利きと評され、彼が気にかけた道具には、十両はくだらない値打ちがあると噂されるほどだった。
ある日、金兵衛が茶屋で一服していると、突然手にした茶碗を八方からしきりに眺め、挙げ句「はてな」と首をかしげる始末。
それを見ていた男は、これはえらい値打ち物に違いないと、金兵衛が帰った後、その茶碗を茶屋から二両で強引に買い取った。
男が意気揚々と金兵衛の茶道具屋にその茶碗を売りにいくと、金兵衛は「これはありふれた茶碗。たいした値打ちはございませんよ」と言う。
男は怒って「じゃあなんであの時、この茶碗を物珍しそうに眺めていたんだ!?」と食って掛かる。すると金兵衛は、さもおかしそうに理由を述べた。
ある日、金兵衛が茶屋で一服していると、突然手にした茶碗を八方からしきりに眺め、挙げ句「はてな」と首をかしげる始末。
それを見ていた男は、これはえらい値打ち物に違いないと、金兵衛が帰った後、その茶碗を茶屋から二両で強引に買い取った。
男が意気揚々と金兵衛の茶道具屋にその茶碗を売りにいくと、金兵衛は「これはありふれた茶碗。たいした値打ちはございませんよ」と言う。
男は怒って「じゃあなんであの時、この茶碗を物珍しそうに眺めていたんだ!?」と食って掛かる。すると金兵衛は、さもおかしそうに理由を述べた。